トイレの種類について | 一体型トイレ
投稿日:2020.06.12
トイレのリフォームを考える時にどんな便器を選ぶかはとても重要です。
便器にもいろいろあって、おしゃれなものや機能的なもの、低価格のものなど様々です。
どういった点に重点を置いて選ぶかによって最適な便器が決まってきます。
実際に便器を選ぶ際にはそれぞれの便器の特徴や個性を知っておいた方が選びやすいと思います。
前回はタンクレストイレについて触れましたが今回はTOTOの一体型トイレについてお話したいと思います。
一体型トイレとは
一体型トイレとは、便座と貯水タンクが一体となったトイレのことです。
通常のトイレだと便器・タンク・便座がそれぞれ独立しているので凹凸や隙間が多数ありますが、それを極力抑えたデザインになっているのが一番の特徴です。
このスッキリデザインによってお掃除のしやすいトイレになっています。
また、貯水タンクが独立しているものよりも高さが低く、全体的にコンパクトになっているので、見た目がすっきりとして清潔感があるのが特徴です。
TOTOの一体型トイレはGGとGG-800の二つのラインナップがあります。
GGはぱっと見た感じはタンクレストイレのようですがタンク式です。
タンクレストイレの場合は定水圧の環境だと設置ができませんが、タンク式なので水圧に関係なく設置することができます。
GG-800は高さを抑えたタンクがついていて、タンク上部の手洗いボウルが広々としています。
これによって水はねしにくく、手が洗いやすくなっています。
ではここから一体型トレイのメリットとデメリットについて紹介しましょう。
一体型トイレのメリットとは
●掃除がしやすい
まず最初のメリットは一体型トイレは従来の組み合わせトイレに比べて掃除がしやすいところです。
これはタンクと便座が一体になっている事により、組み合わせトイレよりもつなぎ目や段差が少ないからです。
ほこりが溜まる隙間もすくなくなっている為、掃除の手間が比較的少ないです。
●コンパクトでスタイリッシュ
一体型トイレはすべてのパーツがまとまっているためコンパクトですっきりとした物が多いのも特徴です。
そのためトイレ空間が広く使えるというメリットがあります。
また空間を広く使うという意味ではタンクレストイレという選択肢もありますが、一体型トイレの場合定水圧でも設置できる、タンク上部に手洗のあるタイプもあるため幅広いニーズにこたえる事が可能です。
一体型トイレのデメリットとは
それではここで一体型トイレのデメリットについてです。
●故障したときの修理代が高額になることが多い
トイレの故障でよくあるのが温水洗浄便座の故障ですが一体型トイレの場合
タンクと便座が一つになっているため便座のみの取り換えができないというデメリットがあります。
一体化しているタンクと便座を機能部と呼んでいますが、ウォシュレットが故障して修理不可の場合はこの機能部一式の取り替えとなります。
年数が経過して同製品の製造が終了している場合は代替え品への交換となりますが、代替え品の製造も終了している場合は便器を含めたトイレ一式の交換となります。
ほかに機能が複雑な分タンク内部の部品修理もメーカーのメンテナンスでの対応となるケースが多いです。
そのため修理にかかる費用が一番のデメリットと言えるでしょう。
従来の組み合わせトイレでウォシュレットのみ交換することに比べると、機能部一式の交換、もしくはトイレ一式の交換となりかかる費用が大きくなります。