トイレリフォーム | トイレ手洗いについて
投稿日:2020.10.19
近年ではタンクレストイレの普及によりリフォームの際にタンクレストイレをつける方も増えています。
そんな時に考えないといけないのが手洗い器の設置についてです。
トイレの手洗い器には「独立型手洗い器」と「トイレ一体型手洗い器」の2種類が存在します。
ここでは、2種類の手洗い器が持つそれぞれの特徴をはじめ、メリットや注意点について紹介していきます。
独立型手洗い器とは
独立型手洗い器とは、トイレと独立して存在する手洗い器のことをいいます。トイレと手洗い場がセットになっていないことが大きな特徴です。
トイレと手洗い場がセットになっているというのは大体トイレタンクの上部が手洗いになっている対応です。
独立型手洗い器には、壁に設置する「ブラケットタイプ」カウンターに手洗いボウルを埋め込む「埋め込みタイプ」手洗い器をカウンターに据え置きする「ベッセル式」などがあります。
トイレ手洗い器の素材については、陶器製や樹脂製、金属製などがあります。トイレ手洗い器の導入に際しては、水栓金具と一緒に検討することが大切です。
また、デザイン性だけではなく機能性なども意識しながら選ぶことをおすすめします。
独立型手洗い器のメリットと注意点
トイレ一体型手洗い器の場合、手を洗う時にはねた水がトイレや床などを汚すことも少なくありません。
一方で独立型手洗い器を選ぶメリットとしては、手を洗うときに水がはねにくい事が言えます。そのため、壁や便座が汚れにくく掃除する手間の軽減にも役立ちます。
また、手を伸ばさなくても手洗い可能なことも独立型手洗い器のメリットの一つといえるでしょう。
その他、手洗い用の水栓(蛇口)が独立しているため様々な種類があり、手をかざすと水の出る自動水栓などもあります。
独立型手洗い器を設置するときの注意点としてはトイレ便器とは別に手洗い場のスペースが必要になります。そのため、トイレの空間が狭くなる事が考えられます。トイレ空間を広く保つためには、タンクレスのトイレにしてトイレの奥行きを少なくする事や手洗い器を小型にするなどの方法があります。
トイレ一体型手洗い器とは
トイレ一体型手洗い器とは、トイレタンクの上に手洗い器が付いているタイプです。こちらのタイプは構造上、吐水口が高い位置にあるものが多くみられます。そのため、手を洗うときに水はねしやすいことが難点です。
しかし、最近ではTOTOのピュアレストシリーズなどトイレタンクの手洗いボウルが深いタイプが登場し、水はねの問題点が改良されました。
手洗いボウルが深いタイプを設置すると、手を洗うときにボウルに触れずにすみ、水切りをしても水はねがしにくくなります。さらに、タオル掛けまで移動するときにトイレや床などを濡らすことも少なくて済みます。
トイレ一体型手洗い器のメリットと注意点
トイレ一体型手洗い器を選ぶ大きなメリットは、手洗い器を設置するための場所を必要とせず、トイレ空間のスペースを圧迫しない事にあります。
トイレ空間が狭い時にはトイレ一体型手洗い器を選ぶのがよいと考えられます。また、トイレの使用後にすぐ手が洗えることもメリットの一つです。
また、トイレ洗浄用にトイレタンクに貯めるためのお水を手洗いに使用するので節水にもなります。
ただし、トイレ一体型手洗い器の場合手を洗うときにタンクの上に手を伸ばさないといけなくなりますので、小さい子どもや高齢の方などは、手洗いをより不便に感じることが考えられます。
トイレリフォームにおける手洗い器の変更
トイレ手洗い器を独立型と一体型のどちらにするかの選択ですが新築であればトイレスペースはいかようにも出来るかと思います。
しかしリフォームに際して手洗い器を考える時には先に述べたスペースや注意点への配慮が必要です。
既設のトイレとは違うタイプへの変更をしたいと思う時にはいろいろなご相談いただければいろいろなご提案が出来ると思います。
最近ではタンクレストイレへのリフォーム用の手洗い器など様々な商品が出ていますので今のトイレとは雰囲気の違う新しいトイレ空間へと生まれ変わらせる事ができると思います。
気になる事がありましたら、お気軽にご相談ください。