便座について | 普通便座から温水洗浄便座まで
投稿日:2020.07.15
トイレの便座にはいろいろな種類があります。
そのため、使う機能、使わない機能で取捨選択して自分に合った便座を選びましょう。
便座のサイズ
便器自体の大きさで便座取付の穴から便器の先端の長さが変わります。
普通サイズと大きいサイズの二種類で、各々レギュラーサイズ(普通サイズ)、エロンゲートサイズ(大型)と呼びます。
便座もレギュラーサイズ用やエロンゲートサイズ用、どちらでも使える兼用タイプなどがあります。
便座を取付ける穴から便器の先端までは、レギュラーサイズは440mm、エロンゲートサイズは470mmとなっております。
便座の種類
- 普通便座 最も一般的な便座で、便器の大きさやフタを閉めるときにゆっくりと閉まるタイプなどあります。暖房や温水洗浄がないため電気代もかからず経済的です。
- 暖房便座 冬場や寒いときにトイレの便座に座ると冷たいのが嫌な方は暖房便座にすると解決されます。脱臭の機能付のものも出ていますし、温度調節もでき、使わないときには電源を切ったりすることで節電もできます。ただ、電気を使うのでコンセントが必要になります。
- 温水洗浄便座 TOTOはウォシュレット、LIXILはシャワートイレとメーカーで呼び方が違います。最近は賃貸の物件でも元々備え付けられていること多く、商業施設でも多く取り付けられているため多くの場所にあります。暖房便座同様にコンセントが必要になりますが、便座も暖かく、温水で洗えることからとても快適です。最近のものは使う前や使った後に自動でノズルを掃除してくれるのでとても衛生的に保たれています。種類もとても多く、取付のための大掛かりな工事も必要がないことが多いので温水洗浄便座に変更される方が増えています。
温水洗浄便座について
温水洗浄便座は操作スイッチの位置で大きく二つのタイプに分けられます。便座の横にボタンのついているタイプや壁にリモコンをつけるタイプがあります。
賃貸に住んでいて温水洗浄便座をつけたいけれど壁に穴があけられないときは、本体の横にボタンのある一体型のものを選びましょう。
ただ、ボタンが本体についているタイプは便座に座った時に狭く感じたり、掃除のときに奥に手が届きにくく難しかったりします。
そういった場合はリモコンを壁につけるタイプがおすすめです。
そのほかにも、温風乾燥を付けたり、リモコンに洗浄ボタンを取り付けることで使用後に振り返ってレバーで流す動作をしなくてもリモコンで楽に流せるようにすることもできます。
また、トイレに入ると便座のセンサーが感知してフタを自動で開閉するものもあります。しかし機能を付ければその分高くなるので、必要ではない機能は省くことで費用を抑えることが可能です。
ですので同じ温水洗浄便座でもご自身に一番合ったものを選ぶことが大切です。
温水洗浄便座の故障、修理について
温水洗浄便座でよくある故障は
- 操作ボタンやリモコンを押しても動かない
- 温水洗浄便座本体から便器を伝わってトイレの床に水漏れする
- 温水洗浄便座のノズル部分から水漏れする
- 便座が暖かくならない
などがあります。
多くの温水洗浄便座は本体内部でその機能ごとにユニットと呼ばれる装置に分かれています。
修理の場合は各メーカーのメンテナンスさんを呼んでそのユニットを取り替えてもらったりします。
部分的な修理でも割と高額な修理代がかかってきます。
温水洗浄便座の耐用年数は概ね10年くらいと言われていますので、10年ぐらいを目途に、故障したら新しいものに交換することをおすすめします。
便座一つでもトイレの雰囲気や使い心地は大きく変わってきます。
ご自分にあった便座を選んで、ご自分に合ったトイレ空間にしていただき、毎日使うトイレが少しでも快適になればいいですね。